遺品整理を行う際、整理する物の量が多かったり、遠方に住んでいたりする場合は遺品整理業者に作業を依頼することがあります。
しかし、遺品整理は何度も行うものではないため作業当日の立会いが必要なのか、どのようなことに注意して準備をしたり作業を依頼するべきか分からないことも多くなってしまいます。
こちらの記事では遺品整理をお願いする際に立ち合いが必要なのか?また、注意点についても解説していきます!
目次
遺品整理の立会いは必須ではありません!
遺品整理の立会いは必須ではありません!
ただし、業者によっては「作業前と作業後の立会いはできる限りしてほしい」と言われることがあります。
しかし、あくまでも立ち会ってほしいという希望ですので、立ち会えないからといって作業を断られることはありません。
事前に相談し、鍵を預けて遺品整理をしてもらうなど臨機応変に対応してくれる業者も多くあります!
立ち会ったとしても終日いる必要はない?
経験豊富で信頼できる業者に頼んでいるのであれば、必ずしも終日立会う必要はありません。
作業前後に立会っていれば問題ない、ということが多いです。
こういった場合は、確認が必要なものが出てきたときのために連絡を常に取れるようにしておけば、作業中は外で自由に過ごしていることができます。
立会いができない際に注意したいこと
作業場所から遠くに住んでいたり、仕事や体調などによってはどうしても作業前後の立会いが難しいことがあります。
立会いができなくても鍵を事前に借りておくなどして作業することができる業者がほとんどですが、全て任せてしまっているが故に起こってしまうトラブルもあります。
ここでは業者に作業を任せることになった際にトラブルを防ぐために気をつけるべきことについて説明していきます。
作業が比較的雑になる可能性
業者によっては監視の目がなくなった途端に作業が雑になってしまったり、時間内に終わらせることを優先して遺品が雑に扱われることがあります。
遺品をトラックに投げ入れられたり、ゴミのように扱われたりする可能性もあるので、「丁寧に扱ってほしいものがあるけど立会いが難しい…」といった場合は事前に業者にその旨を伝えておくことをおすすめします。
遺品整理を行う以外の部屋に立ち入る可能性
同居する故人の部屋だけなど遺品整理を行う部屋が家の一部の部屋だったとしても、ドアに鍵がついていない場合はそれ以外の部屋に立ち入られる可能性があるので注意が必要です。
優良な業者に頼めばこういったことは起こりにくいですが、悪徳業者に頼んでしまうと貴重品が盗まれる可能性もないとはいえないため、大切なものは厳重に管理するようにしましょう。
故人の思い出の品などの判別ができない可能性
写真や時計などの貴重品や高価なものに関しては残しておいてくれることが多いですが、メモ書きのように一見すると不要そうなものは廃棄されてしまう可能性があります。
一度捨てられてしまうと後で取り戻すことは難しいので、故人の思い出の品で必要なものか判別しづらいものがある時は、事前に伝えておくなどして注意しましょう。
立会いできない場合は事前にリストアップしておきましょう!
当日立会いができず、作業員に、必要なもの、取っておきたいものが直接伝えられない場合は、事前に必要なものをリストアップしておき前日までにメール等で伝えるようにしましょう。
そうすることで必要なものが誤って捨てられてしまう可能性が低くなり、作業員側も必要なものかいちいち確認しなくて済むようになるので、当日の作業もスムーズに行われます。
作業当日までに準備しておきたいこと
遺品整理は当日いきなり作業員に任せればよいのではなく、前日までに準備しておく必要があることがいくつかあります。
分別や仕分けのような実際の作業はやる必要がありませんが、事前に準備しておけば当日の作業がスムーズに進むことがいくつかあります。
ここでは先に準備しておきたいことをいくつか紹介していきます。
作業後の清掃を行うので「水道」と「電気」は使える環境にしておきましょう!
作業後には清掃を行うことが多いので、水道、電気は使える状態にしておく必要があります。
清掃以外にも大きなタンスやベッドを動かす際に電動ノコギリを使用したり、作業が夕方までかかることもあるので使用できる状態にしておきましょう。
料金の支払いを滞納していて、電気や水道が止まっていることもあるので事前に使えるのか確認しておきましょう。
見積書を確認し、必要な金額を用意しておきましょう!
遺品整理での支払いは当日現地で、また現金での支払いとなることがあります。
そのため、事前に見積書を確認しスムーズな支払いができるようにしておきましょう。
見積もりを電話などで行なった場合は、当日の作業状況により見積もり以上の額が請求される可能性もあるので、訪問見積もりをお願いしておいた方が支払い時のトラブルは少なくなります。
また、複数業者に見積もりを取ってもらうことで比較検討ができ、適正価格の業者にお願いすることができます。
近隣の方への挨拶周りなども必要であれば行いましょう。
遺品整理作業中は集合住宅であればエレベーターを頻繁に使用したり、搬出や清掃によって騒音がしてしまうことがあります。
一軒家でも家の前に車を停めて道幅を狭めてしまうなど近隣の方に多少なりとも迷惑がかかります。
そのため、必要だと感じたら作業開始前に挨拶回りを行なっておくことで、近隣の方からの理解を得ておくといいでしょう。
故人の遺品での探し物も事前に伝えておきましょう!
故人の遺品で見つけてほしいものがある時は、事前に形や特徴などを作業員に事前に伝えておきましょう。
事前に伝えておくと、探したり意識をしながら作業をしてくれるので見つけてもらえる可能性が高くなります。
また、「ここは整理せずそのままにしておいてほしい」「これは捨てずに取っておいてほしい」といった要望も作業開始前に伝えておく必要があります。
まとめ
- 遺品整理の立会いは必須ではありませんが、可能であれば作業前後の立会いをすると安心です。
- 立会いができない場合はトラブルが発生する可能性があるので、注意が必要です。
- 作業当日までに電気、水道は使えるようにする、お金を用意するなど準備をしておきましょう。
遺品整理は立会いが必須ではありませんが、全てを遺品整理業者に任せてしまうと作業が雑になってしまったり、取っておいてほしいものがなくなったりとトラブルが発生してしまう可能性があるので注意が必要です。
また、当日慌てることがないように事前準備をしっかりと行ない、段取りを整理しておくことも大切です。