遺品整理と不用品回収の違いについて!希望に沿った業者を選ぼう!

「遺品整理と不用品回収はどう違うの?」と思っている人がいるのではないでしょうか。
個人の遺品を整理する場合には、遺品整理業者・不要品回収業者のどちらでも依頼が可能です。
しかし、遺品整理と不用品回収では、大きく異なる点があります。遺品整理と不用品回収の違いをしっかりと理解してから、依頼をするようにしましょう。

遺品整理と不用品回収業者の違い4つ

遺品整理と不用品回収の違いは、大きく分けて4つあります。
どのような違いがあるのかということを理解することができれば、安心して依頼することができます。
2つの違いについて具体的に説明していきますので、参考にしてください。

処分する家財などを遺品として丁寧に扱うか。

遺品整理業者と不用品回収業者では、家財や遺品の取り扱い方が異なります。
遺品整理業者の場合は、遺品整理のプロフェッショナルが作業をしてくれます。
そのため、遺品整理する人の気持ちになって、家財・遺品を丁寧に扱ってくれます。
遺族にとって、遺品整理をすることは精神的にきついことだと理解しているので、依頼している側よりも丁寧に扱ってくれるという特徴があります。
一方で、不用品回収業者は、家財・遺品の取り扱いに対して単に不用品として扱います。
そのため、特別思い入れがあるものという扱いはしません。
不用品回収業者に依頼してしまうと、家財・遺品を雑に扱われることになってしまいます。

回収の際に思い出の品などの仕分けを業者側で行うか。

遺品整理は、自分たちだけで行おうとすると、思い出にふけってしまい遺品の分別がなかなかできないという状況になってしまいがち。
そのため、遺品整理は、精神的・肉体的にしんどい作業です。
遺品整理を依頼する場合だと、遺品整理は自分たちだけではなく、しっかりと遺品整理のプロフェッショナルがサポートしてくれます。
思い出の品が残されていないか、メッセージが残されていないかなど、しっかりと確認しながら分別をしてくれます。
また、預貯金通帳や家財になるものをしっかりと探してくれます。
一方で、不用品回収業者では、自分たちだけで遺品の整理を行う必要があります。
そのため、精神的・肉体的にしんどくなってしまうことがあります。家財・遺品が少量のみで自分たちだけで、簡単に分別できる。
このような状態だと、不用品回収業者に依頼する方が金銭的に安くなる傾向があるので、得策です。
遺品の数が多い、気持ちの整理ができていない場合は、遺品整理業者に依頼するのが良いでしょう。

処分だけではなく買取可能なものがないか確認してもらえる。

遺品整理の場合は、家財・遺品と一緒に買取可能なものがないか確認してもらうことができます。
買取可能なものとしては、宝飾品(ダイヤモンド・プラチナ・金・銀)などです。
また、骨董品・美術品から、家電や電子機器まで買取してもらうことができます。
遺品整理業者によって、買取可能なものが異なるので、自宅にある家財・遺品を把握して、遺品整理業者に依頼するのが理想です。
遺品整理と一緒に、家財・遺品を買取してもらうことで、金銭的な負担を減らすことができます。
不用品回収業者の場合は、家財・遺品の買取をしてもらうことができません。そのため、価値ある家財・遺品を不用品として処分してしまうということがあります。
価値あるものは買取してもらった方が、賢く遺品を整理することができます。

遺品の供養・お焚き上げをしてくれるかどうか

遺品・家財などには、思い出が詰まっています。
そのため、遺品の供養・お焚き上げをして欲しいと思う人が多いのではないでしょうか。
遺品の供養・お焚き上げをしてもらうことで、遺品の整理ができるだけではなく、気持ちの整理にも繋がります。
遺品整理を依頼すると、遺品・家財などを代行して供養・お焚き上げしてもらうことができます。
手放しにくい人形や、文壇・仏具なども寺社で供養してもらうことができますので、心置きなく手放すことができます。
また、合同供養と呼ばれる、僧侶を呼んで供養してもらうという形の遺品回収を提供している遺品整理業者もあります。
不用品回収業者の場合は、遺品・家財などを不良品として扱います。
そのため、遺品・家財に関係なく、その他の不良品と同じ処分の仕方になります。
遺品・家財をしっかりと供養したい・お焚き上げしてもらいたいと思っている人は、遺品整理業に依頼するようにしましょう。

遺品整理を不用品回収業者に依頼しない方がいい?

遺品には、思い出や気持ちがこもっているものがほとんどです。
また、家族に向けたメッセージや財になるものが遺品として残っているケースがあります。
遺品整理は、遺品を整理するだけではなく、気持ちの整理にも繋がります。そのため、遺品整理は遺品整理業者に依頼するのが理想です。
不用品回収業者に依頼してしまうと、遺品を丁寧に扱ってもらうことができず、不用品としての扱いをされてしまいます。
そのため、遺品整理をきちんと行いたいと思っている人は、不用品回収業者に依頼しない方が良いでしょう。

こんな場合は不用品回収業者に依頼するのがおすすめ!

不用品回収業者は、遺品を不良品として扱い処分します。
そのため、遺品整理業者よりも、金銭的な負担が少ない傾向があります。
遺品の整理をしっかりと自分たちでできていて、あとは不用品しか残っていない。このような場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
また、気持ちの整理ができていて、不用品回収として遺品を整理するのでも構わないという場合は、不用品回収業者に依頼する形でも良いでしょう。

まとめ

  • 遺品整理と不用品回収では、遺品・家財の取り扱い方が異なる。
  • 高く売れそうな遺品は、買取してもらいたいと思っている人は遺品整理がおすすめ!
  • 遺品整理を依頼すると、遺品整理がきちんとできるだけではなく、気持ちの整理にもつながる。

遺品整理と不用品回収では、遺品の整理の仕方が大きく異なります。
思い出の遺品などは、しっかりと整理したいと思っている人は、遺品整理業者に依頼するのが良いです。
また、遺品整理業者に依頼することで、一緒に遺品の整理をしてもらうことができますので、気持ちの整理にも繋がります。
すでに、自分たちだけで遺品整理ができていて、あとは不用品として出すだけ。
このような場合は、遺品整理ではなく不用品回収業者に依頼する形でも良いでしょう。
遺品整理をきちんとすることができれば、すっきりとした気持ちで前に進むことができます。
そのため、自分に合っているのは遺品整理なのか、不用品回収なのかという点をしっかりと理解してから依頼するようにしましょう。