遺品の整理は、心身ともに大変な作業になります。
その中でも、故人が残した古本の整理はとても労力が必要になります。
故人が残した古本の中には、絶版や廃刊になっているものなど、価値が高い古本が眠っていることがあります。
それらの古本をゴミとして処分してしまうのは、もったいないことです。
この記事では、古本・蔵書・古書の処分方法について、ご紹介していきます。
また、ゴミとして処分する際の注意点などに関してもご説明していきます。是非、参考にしてください。
目次
遺品整理での古本・古書の処分方法について
遺品整理での古本・古書の処分方法について、具体的にご紹介していきます。
一般ごみ・資源ごみとして処分する
古本・古書は、特別に処分する必要はありません。
そのため、一般ごみや資源ごみとして処分することができます。
一般ごみとして処分する際には、まとめて出すようにしましょう。
古本や古書は、廃品回収でも処分することができます。
古本の量が多い場合は、廃品回収を利用するのが理想です。無料で回収してもらうことができます。
遺品整理業者にお願いする
古本・古書の処分は、遺品整理業者にお願いすることもできます。
遺品整理業者に、依頼すると遺品整理と古本・古書の回収を一緒にしてもらうことができます。
また、価値のある古本・古書に関しては、買取をしてくれる業者もあります。
遺品整理にあまり時間をかけたくない人は、遺品整理業者に古本の回収・買取も依頼すると良いです。
古本屋・古書店に売りに行く
遺品として出てきた古本・古書は、まとめて売りに行くことができます。
売りに行く場所としては、古本屋・古書店がおすすめです。
絶版になっている本や価値のある 昔の本は、古書店に売りに行くのがおすすめです。
大手チェーンの古本屋より、個人経営の古書店の方が高価買取してもらえる可能性が高いです。
Amazonや、ヤフオクに出品する
古本・古書を処分する方法には、自分でAmazonやヤフオクに出品するという方法があります。
Amazonやヤフオクに、自分で出品するのは時間と労力が必要になりますが、高く販売することができます。
そのため、できるだけ高くで本を売りたいと思っている人におすすめの処分方法です。
こんな古本や古書は高価買取してもらえる可能性があります。
高価買取してもらうことができる古本・古書は以下になります。
高く売れる可能性のある本一覧
- 医学・福祉・看護などに関連する書籍
- 美術書
- 専門性の高い教科書・参考書
- 絶版になった書籍
- ビジネス書
- 占術書・宗教書
- 全巻セットもの
上記のリストの本は、高価買取してくれる可能性が高いので、ごみとして処分せずに残しておくようにしましょう。
上記リストに当てはまるかわからない場合は、全ての本を整理する前に買取業者に査定してもらうのがおすすめです。
医学・福祉・看護などに関連する書籍
医学・福祉・看護などに関連する本は、高価買取してもらえる可能性が高いです。
これらの本は、求めている人が多いので、高く売ることができます。
しかし、出版されてから何十年も経過している本は、情報が古くなっています。
そのため、高くで買取ってもらうことができなくなります。
しかし、東洋医学の本は時間が経過しても、価値が下がるということはありません。
むしろ、価値が上がっていくというのがほとんどです。
美術書
美術書は、高価買取してもらうことができる本です。
理由としては、販売価格が高いからです。
中古で売ると、買取価格は落ちることがほとんどですが、それでも高値で売ることができます。
美術書は、古書店で売るのが理想です。
専門性の高い教科書・参考書
専門性の高い教科書・参考書は、中古でも高値で売ることができます。
しかし、資格の参考書などは、古くなればなるほど価値が落ちてきます。
専門性の高い教科書・参考書は、ブックオフなどの古本屋で高く売ることができます。
絶版になった書籍
絶版になった書籍は、本にもよりますが販売価格よりも高い価値がついていることがあります。
絶版になっている人気のビジネス書などは、10倍以上で売ることができます。
絶版になっているのかどうかは、インターネットで簡単に調べることができます。
そのため、遺品として出た古書・古本は、まずは調べるようにしましょう。
ビジネス書
ビジネス書は、高価買取してもらえる可能性があります。
特に、著者が有名な会社経営者の場合は、高く売ることができます。
ビジネス書に関しては、どれくらいの価格で売ることができるのかインターネットで簡単に調べることができます。
占術書・宗教書
占術書・宗教書の中には、とても価値があると評価されている本があります。
占術書・宗教書は、マニアから評価されている本が多いので、遺品整理の際には置いておくようにしましょう。
全巻セットもの
全巻セットの本は、高価買取してもらうことができます。
特に、漫画や歴史書の全巻セットは、高価買取してもらうことができます。
遺品整理の際に、全巻揃っているのか確認してみるようにしましょう。
古書・古本を買い取ってくれるお店の特徴やメリット・デメリット
古書・古本は、買取ってもらうお店によって値段が変わります。
お店の特徴やメリット・デメリットについてご紹介しますので、参考にしてください。
大手チェーン店
古本を処分しようと思ったら、まずは大手古本チェーンを思い浮かべますよね。
大手チェーンのメリット・デメリットについてご紹介していきます。
メリット
大手チェーンのメリットは、ジャンルを問わず本を買取ってもらうことができる点です。
扱っているジャンルが多いので、ほとんどのジャンルの本は買取ってもらうことができます。
また、出張査定や出張買取をしてくれる可能性があります。
大手チェーンは、できるだけ早く本を買取ってもらいたいと思っている人は、大手チェーンに買取ってもらうのが理想です。
デメリット
大手チェーンは、買取価格が大幅に安くなってしまうというデメリットがあります。
大手チェーンのスタッフは、本を査定する知識が少ない人がほとんど。
本の価値をきちんと判断してもらえないことがあります。
専門書などを買取ってもらう場合は、大手チェーン店を避けた方が良いです。
古書店
個人経営での古書店で買取ってもらう際のメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
古書店のメリットは、古本に関しての知識がある人が経営していると高い価格で買取ってもらうことができます。
また、本の価値をきちんと査定してもらうことができます。
そのため、遺品整理の際に出てきた専門書などは、古書店に持っていくのが良いです。
デメリット
古書店のデメリットは、お店によって買取価格が変わるという点です。
査定額に個人的な主観も含まれる可能性があります。
そのため、得する場合もありますが、損してしまう場合もあります。
専門書のみを取り扱うお店
「専門書のみを取り扱うお店で買取ってもらうのがお得なのでは?」と考える人もいらっしゃると思います。
メリット・デメリットについてご紹介しますので、参考にしてください。
メリット
専門書のみを取り扱っているお店は、査定がしっかりとしています。
そのため、価値のある専門書は、高額で買取ってもらうことができます。
デメリット
デメリットは、価値のある専門書以外は買取ってもらうことができないということです。
そのため、専門書のみを取り扱っているお店に売りに行く場合は、先に本の価値をある程度調べておくのが理想です。
また、個人経営でのお店も多く、買取方法の種類が限られていたりする場合もあるので遠方で店頭買取のみを受け付けている場合などは注意が必要です。
値段が気になる場合は相見積もりをとりましょう!
本の買取価格が気になる。できるだけ高くで本を売りたい。
このように思っている人は、相見積もりをとりましょう。
相見積もりをとることで、安い価格で売ってしまうことを避けることができます。
見積もりをとるのは、基本的に無料ですので、値段が気になる人は相見積もりをとってみてはいかがでしょうか。
遺品整理業者が本の買取を行っている場合もあります!
最近は、遺品整理業者に古本の買取を依頼する人が増えています。
遺品整理業者の中には、古本の出張買取を行っている業者がいます。
古本の買取を依頼する場合は、遺品整理ではなく、あくまでも古本の買取のみということを覚えておきましょう。
遺品整理業者に本の買取を依頼すると、本を買取ってもらえるだけではなく、価値のない本は回収してもらうことができます。
まとめ
古本・蔵書・古書を処分する際のポイントまとめ
- 古本・古書の中には、高価買取してもらえるものがある。
- 大手チェーン・古書店などによって、メリット・デメリットは異なる。
- 値段が気になる場合は、相見積もりをしよう!
いかがだったでしょうか。
遺品整理で出てきた古本の処分に困っている人は、まずは価値があるのか調べましょう。
そして、どこで買取ってもらうのが理想なのか調べましょう。
できるだけ高く買取ってもらいたいと思っている人は、相見積もりをとるのがおすすめです。
遺品整理と本の買取を一緒にして欲しいという場合は、遺品整理業者に依頼するのがおすすめです。