遺品整理の遺品・家財はオークションで売っても良い?注意点などについて説明します!

遺品・家財はオークションで売っても良い?
遺品整理など普段は行わないことでも、必ず必要になる時が来ます。
しかし、遺品整理などしたことがないけど、遺品は高く処分したいと考えるでしょう。
選択肢としては、中古品買取店にもっていく、ネットオークションに売る、骨董品屋に持っていく、遺品整理の業者にすべてお願いする。このあたりが思いつきます。
そこで、骨董品などの一部例外品を除いて、一番高く売るためにはオークションという手段をとるのが一番高く売れます。
ここでは、そんなオークションに遺品を出してもいいのか、そして、出品する際の注意点について詳しく解説していきます。

遺品整理はオークションに出しても大丈夫?

基本的には遺品はオークションに出しても問題ありません!
ただし、あまりに汚れがついているものや、見た目が整っていない場合は、ある程度掃除をしてからオークションにかけることになります。
ただし、すべて自分で行う場合はとてもではありませんが時間が足りないでしょう。
ある程度は割り切って、遺品整理専門の業者を使用することも考える必要があります。
そのため自分ですべて行うのではなく、業者に任せる必要も考えて行いましょう。
業者に頼む場合は、すべて任せるのではなく、整理のみで切り上げてもらえる、またはいったん整理の段階で報告をお願いできる業者に頼むのがベターです。

遺品整理で高く売れる家財一覧

掃除せずに出す場合は、ジャンク品として扱われます。
ジャンク品として出品されたものは、基本的に価格が相場の半分から5分の一になります。
また、購入時のケースや、証明書、保証書など、オークションに出品するための詳細がわかるようなものがあると価格は上昇する傾向にあります。
そのためにもある程度家財整理を行った後に、ケースなどを含めて出品することを強くお勧めします。

鉄道模型・ブリキのおもちゃ・フィギュアなどのコレクター品

何も考えずにオークションに出しても大丈夫な品です。
基本的に購入時の状態が保てている場合は高値で取引されている場合が多いです。
ただし、組み立て終わったプラモデル、塗装を施したりしているプラモデルに関しては、オークションで取り扱えない可能性があります。
利用するオークションの説明を読むか、サポートセンターに電話やメールで聞いてみるのが良いでしょう。
ブリキなどの金属製のおもちゃは高く売れる傾向にあります。
昔の製品が多いためなのか、このカテゴリーの製品は箱だけでも取引されるケースがあるので、オークション履歴を探してみましょう。
そのほか、コレクション品としては、切手、ハガキなど、ただの紙にしか見えないものもあります。
それ以外のも古いアイドルの写真集など、何が売れるか全くわからない部分があります。
余裕があれば、わからないものは、切手、ハガキなどとして、全体が映り込むように写真を撮って出品しましょう。
コレクターが見つけてくれる可能性が高くなります。

カメラ・楽器・オーディオなどの電子機器

基本的に価値は一定のものが多いです。
新しいものが高く売れる傾向にありますが、レコード関係の品についてはとても高値で取引されているものも多いです。
カメラについても、デジタル部分がないものについては、とても高値で取引されています。
いわゆる一眼レフというものですが、これは、本体が壊れていても、パーツ単位で売れるものも多いため、ジャンクとして出しても買い手がつく可能性があります。
ジャンクとして出す場合は本体の型番をオークションの詳細欄に記載しておきましょう。
故障部分も書いておくとより高値になる可能性があがります。
それ以外でも、骨董品のような、セピア色に変色するタイプのカメラは、一部で高値で取引されることがあります。
そのほかの電子機器は、正直、あまり高値で取引されません。
特に白物家電は、新しくても廃棄にお金がかからない程度の値段で売れるかどうかです。
重いのでデジタル品や白物家電は業者に任せたほうが良いです。まとめて廃棄してくれるだけでも手間が省けます。

時計・宝石・カバンなどのブランド品・高級品

古い時計は骨董品としての価値が高いものが多くあります。
特に大型の時計は高値で取引されることも多いです。
宝石はいつ出しても価値は大きく変わりません。保証書などある場合は、品と一緒に写真に乗せておくと価格が上昇します。
このカテゴリーは高価すぎるものが多いため、オークションに向きません。
買い手が少なく、相場より安値で取引されやすいです。
もし何としてもオークションで売るならば、一度質屋などで鑑定を行ってもらい、保証書などを発行してから、最低落札金額を決める、といったことをするべきかもしれません。
オークションの落札履歴を見て、質屋で買い取ってもらうことも考えておきましょう。
これに関してはオークションでなく、ネットショップやフリーマーケット形式をとったほうがいい可能性もあります。
質屋では手数料などで差し引かれる金額がばかになりません。

オークションに出すもの、質屋に売るもの、廃棄するもの

多数の人が値を出し合って値段を決めるオークション形式ですが、オークションにも、品によっては、向き不向きがあることが分かったと思います。
基本的には値段が5万円以下ならば、オークションでも売りやすいのですが、それを超えだすと売れにくい傾向があります。
特に装飾品に関しては、オークション形式に向かない商品が多くなります。
ものによっては、オークションで出すべきではないものも多いですが、フリマと質屋と遺品整理業者でも価格は違います。
基本的には質屋や、遺品整理業者に任せる場合は2割ほど値段が下がることを覚悟しておいてください。

遺品整理でオークションに出す際の注意点!

ここから先は、オークションに出す際の注意点を挙げていきます。
この注意をどこまで守れるかで、2倍以上の価格で売れるようになります。
また、この項目では、出品停止処分になる可能性のある事柄もあります。一つ一つ注意しながら出品してください。
それ以外にも、オークションに出す場合は、個人情報に過剰なほど気を付けないといけません。
些細な情報でも、オークションの場合は出品停止になる可能性が上がります。

汚れや匂いがないか確認しよう!

匂いに関してはオークションに出す際には関係ないと思われがちですが、送付後に返却される可能性がとても高くなります。
特にコレクター品など、飾っておくものに関してはこの傾向が強いです。
汚れに関しては言わずもがな、写真写りに関係するため、少しでも汚れがあると価格が落ちます。
丁寧に掃除してから出品しましょう。
汚れや匂いが落ちない場合は、出品の際詳細欄に記載しておきましょう。
価格は少し落ちますが、返品の可能性は下がり、違反で出品停止になることはほとんどなくなります。

故人の名前や、痕跡がわかるものがないか要確認!

個人情報の流出ですので、特に注意してください。
悪用する業者に流れた場合は一生そのデータベースに残り続けます。
また、オークションでは、出品停止になる可能性があります。
個人の名前や痕跡の入ったものは、売り払うのではなく、形見分けとして、遺族で分け合うのが良いです。
いなくなってからわかる、故人のありがたみを感じるとともに、遺族の結束も強くなることでしょう。
忘れたい思い出でも時間がたつと良い思い出になっていることもあります。
そういったものは自分にしかない価値を生んでくれるものです。
なので、すぐに売ろうと考えずに大切にしていくのが一番価値のあることです。

買取を行なっている遺品整理業者を利用するのもオススメです!

遺品整理業者には、買取も一括で行ってくれる業者もあります。
本当に時間がなくて困っている場合、または、ほとんど物がない状態の場合は、遺品整理業者に買取ごと依頼するのもおすすめです。
ただしこの場合は廃棄も一緒に行ってもらう必要がありますので、見積もりを出してくれる業者に依頼しましょう。
遺品整理業者もボランティアではありませんからお金がかかります。
先に遺品整理に必要な金額を聞いておかないと後でとんでもない金額を請求されることになりかねません。
また、遺品整理の業者は、一括で売りに出す性質上、質屋などの金額を提示してきます。
そのため、高額になりそうな商品は自分で処分するように、買取前に自分で確認をすることを遺品整理業者に依頼しておきましょう。
信頼できる業者を探すのも一つのテクニックになります。
遺品整理業者以外にも、代行業を利用するのもオススメです!

まとめ

  • 遺品を高く売りたいならオークションを利用する
  • オークションだから、質屋より高く売れるとは限らない
  • 遺族の名前や、痕跡があるものは形見分けを行う
  • 遺品整理の業者に頼む場合でも、一度は買取前に確認を行う

遺品整理は面倒なことです。
仕事をしている方はそんな暇はないということで、業者に任せる選択肢が現実的です。
しかし買取まで一切確認しないのではなく、買取前に一度確認を行い、価値のありそうなものは確保して置くのが良いです。
遺族との思い出の詰まったものは、持っておくべきです。高く売れるものは、他の方法のほうが良いことが多いです。
最近は遺品整理業者に一括するだけでなく、遺品のオークション出品の代行をしてくれる業者も出てきました。
そのような代行業者もうまく利用して遺品整理に時間をかけずに高値で売りましょう。