遺品整理の後に、「お部屋のお祓いってするべきなの?」と悩むことはありませんか?
また、「お部屋のお祓いをする理由ってなに?」と疑問に感じている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、お祓いをする理由、また実際に依頼する際の依頼先、「お祓い」と「ご供養」の違いについて説明していきます。
お部屋のお祓いの意味を理解したい、という方は是非最後まで読んでみてくださいね。
目次
遺品整理後、部屋のお祓いを行う理由とは?
遺品整理後、お部屋のお祓いをしようか迷っている人がいるでしょう。
お祓いをする理由についてご説明していきますので、参考にしてください。
遺族の気持ちの整理
遺品整理後、お部屋のお祓いをする1番の理由としては、遺族の気持ちの整理です。
お部屋のお祓いをすることで、しっかりと故人のことを思い出すことになります。
また、思い出すだけではなく、先に進もうという気持ちの整理にも繋がります。
故人と感情的な部分でしっかりとお別れするにも、お部屋のお祓いはオススメです。
賃貸物件で、管理人・ご近所の不安感をぬぐうため
お部屋のお祓いをすることで、ご近所さん・管理人さんに安心感を与えることができます。
逆に、賃貸物件の場合は、お部屋のお祓いをしないと周りの人に不信感を与えてしまうことになります。
そのため、賃貸物件の場合は、お部屋のお祓いをするのがマナーとも言われています。
また、故人が賃貸物件で孤独死した場合は、専門の業者に依頼して、特殊清掃を行ってもらった上でお祓いもしておくと良いでしょう。
遺品整理業社では、特殊清掃と、お祓いをセットで行なってくれる業者が多数あります。
是非、探してみてくださいね。
「お祓い」と「ご供養」の違いとは?
お祓いとご供養は、同じというように思っている人がいるかも知れませんが、実は全く違います。
お祓いは、災いや災難を取り除くという意味がある行為で、神職者の方が行います。
そのため、お寺の住職さんは、基本的にお祓いをすることができません。
一方で、ご供養は冥福を祈るという意味合いがある行為で、仏職に携わっている人が行う行為です。
お坊さんに読経を唱えてもらう、お焚き上げをしてもらうこと等が、ご供養にあたります。
お祓いとご供養は、同じように捉えてしまいがちですが、意味が異なりますので、きちんと理解して作業することが大切ですね。
「お祓い」の依頼先は?メリットとデメリットについて
お祓いの依頼先についてご紹介、また、メリット・デメリットについても説明していきます。
神社・寺へ直接依頼
お部屋のお祓いを依頼しようと思うと、まずは神社・寺へ直接依頼しようと考えられる方が多いと思います。
多くの方が、お家の近くの神社・寺へ直接依頼しています。
依頼するメリット・デメリットについてご紹介していきます。
メリット
神社・寺へ直接依頼するメリットは、自分で依頼する先を選べるということです。
故人が信仰していた宗教を尊重して依頼することができます。
また、神社・寺に依頼することで、しっかりとお祓いをしてもらうことができます。
そのため、近隣の方に安心感を与えることができます。
デメリット
デメリットとしては、神社・寺によって、お祓いにかかる金額にバラツキがあるということです。
お祓いの金額は、神社によって異なりますので、高額なお祓い料金がかかってしまうことがあります。
業務提携を行っている遺品整理業者に依頼
業務提携を行っている遺品整理業者にも、お祓いを依頼することができます。
メリット・デメリットについてご紹介していきます。
メリット
遺品整理業者に、お祓いを依頼するメリットは、遺品整理の依頼とお祓いの依頼を一緒にできるということです。
そのため、別々に依頼する必要がなく、手間がかからないというメリットがあります。
業務提携を行っている遺品整理業者は、お祓いを含めた金額の見積もりを作成してもらうことができます。
そのため、お祓いにかかる金額と遺品整理にかかる金額をきちんと把握することができます。
デメリット
デメリットとしては、業者選びを間違えてしまうと、見積もりと違う金額を請求されてしまう可能性があります。
そのため、遺品整理業者にお祓いを依頼する際には、しっかりと業者を選ぶようにしましょう。
信頼と実績がある業者を選ぶのがおすすめです。
遺品整理を行うだけでは「お祓い」にはならない
遺品整理を行うだけでは、お祓いやご供養にはなりません。
故人が使用していた物には、魂が宿っていると言われていますので、遺品整理を行うだけでは、供養をすることができません。
遺品整理の際には、お祓いやご供養を依頼するのが一般的です。
お祓いやご供養を依頼することで、故人としっかりと向き合うことができ、物に宿っている魂を供養することができます。
そのため、しっかりとお別れすることができます。
遺品整理を行う際には、お祓いも一緒に行うようにしましょう。
まとめ
部屋のお祓いのポイントまとめ
- お部屋のお祓いは、遺族の気持ちの整理になることがある。
- お部屋のお祓いをすると、ご近所の不安感をなくすことができる。
- お祓いとご供養は、意味や行う人が異なりますので理解した上で依頼しましょう。
- 遺品整理を行うだけでは、お祓いにはならないので注意!
いかがだったでしょうか。
遺品整理の際に、お部屋のお祓いをすることで、きちんと故人にお別れをすることができます。
依頼先は様々ですが、部屋のお祓いは、遺族の気持ちの整理に役立つことがあります。