故人の家に残った大量の処分品。
人間が生活に必要なものがすべて残された状態で、ご家族や身内だけで処分するのは大変です。
そんな時に、遺品整理の専門家に依頼すれば、不要なものを大量に処分してくれたり、売ると価値のでる遺品を買い取ってくれたりします。
でも実際に業者に任せたいけど、
- どこへ依頼したらいいのかわからない
- どういう流れかわからない
- 騙されたりしないか不安
という悩みをお持ちの方も多いでしょう。
この記事では、悪徳業者に騙されない遺品整理業者の選び方や当日の作業の流れなど、遺品整理の流れをわかりやすく解説します!
目次
遺品整理の依頼方法について
遺品整理の専門業者はインターネットで検索すれば何件も出てきます。
全国に遺品整理の専門業者は法人や個人事業主を含めて9,000件以上あり、どこに依頼すると安心することができ、費用を抑えれるか説明いたします。
お店選びのポイントは?
お店選びで重要なポイント!
- 訪問見積もりの対応をしてくれるかどうか
- 遺品整理専門家か不用品処理業者か
- キャンセル料が100%無料かどうか
1社の見積もり金額が安かったり、電話対応が良いからといって、その業者へ依頼するのではなく最低でも3社ほど相見積もりを取りましょう。
実際に現場に来てもらい担当者と気になる金額のことや作業範囲など、あなたの質問にすべて答えてくれる業者へ依頼するとよいです。
利用者の口コミを反映しているところも参考にしてみてください。
見積もり電話だけではなく実際に現場を見てもらい金額が決まるのですが、相場よりも高かったり、内容に納得していないのでキャンセルしたいと伝えると、キャンセル料を請求したり、承諾なしに作業を始めてしまう悪質な業者もいます。
必ず電話の際に、そういったことがないかどうか確認してから訪問してもらうようにしましょう。
遺品整理作業当日の流れ
見積もりをお願いした業者の作業内容や見積もりに問題なければ契約をし、日程を打ち合わせて作業に入ります。
①ご希望の時間に訪問
電話であなたの希望日時と、依頼業者の対応可能日時を相談してから訪問日を決めます。
依頼業者もあなたの希望日時に必ず対応できるわけではないので、あらかじめ作業可能な候補日をいくつか伝えておくと良いでしょう。
作業当日は、作業に入る前にあなたと業者で、作業の流れや注意点について再度打ち合わせをします。
②遺品の仕分け、処分品の分別作業
あなたと業者で手分けしながら必要なものか、処分してもいいものかを分別していきます。
ここで形見のものや、価値のあるものをリサイクル品として売るのか、手元に残すかなど、10種類程度に分けます。
故人の大事な通帳や印鑑、写真などは、この作業中に業者が見つけてくれますので、まだ見つかっていなくてもご安心してください。
③遺品の梱包と搬出作業
遺品の分別が済めば、再度大事なものがないかどうか確認していき、問題なければ梱包をして搬出していきます。
業者は遺品が破損してしまわないようにしっかりと梱包し、部屋内やマンションなどの共有部などに傷がつかないよう、しっかりと養生をして速やかに搬出します。
④清掃作業
すべての荷物が搬出し終わったら、部屋の清掃作業に入ります。
ご家族や同居人がいた場合は簡単な清掃や、原状回復作業のみの清掃で大丈夫ですが、故人が部屋内で亡くなられたり、発見までに時間がかかった場合などは、体が腐敗して強烈な匂いや、虫などが発生している可能性があります。
その場合は簡単な清掃では済みませんので、特殊清掃をしたり、部屋内の部材の交換などが必要になってきます。
⑤作業漏れがなければ費用を精算(支払)
すべての作業が終了して綺麗な何もない部屋になれば、最初に出してもらった見積書を再度確認しましょう。
当初予定した作業項目が実施されていない場合は、理由を聞きましょう。
ちゃんとした回答がない場合は、再度見積もりをしてもらい、納得してから支払いをしましょう。
支払いに関しては、大手業者は現金や銀行振込、クレジットカード支払いなど様々な支払いに対応していますが、個人の業者は現金や銀行振込のみといった場合があります。
電話で依頼した際に、支払い方法についても聞いておくとよいです。
遺品整理を依頼する際の注意点
専門の遺品整理業者へ依頼する前に、いくつかあなたの方で確認しておかないといけないことがあります。
依頼前に確認しておきたいこと!
- 賃貸物件だった場合、いつまでに撤去しないといけないか
- 特殊清掃が必要かどうか
- 処分する遺品の量
- 作業日に立会いできるかどうか
これがわからないまま遺品業者へ連絡をしても、だいたいの見積額もわからないですし、訪問日も決定することができません。
業者選びのポイントは?
依頼者に対して親切なお店は、ホームページがしっかりとしていたり、だいたいの料金が定められているお店は、安心して依頼できるところが多いでしょう。
個人で遺品整理を行なっているところでも良いお店はあるのですが、遺品や形見を雑に扱われたり、対応もいい加減なところが多いのも事実です。
あと、遺品の買取やリサイクルについても重要です。
悪徳な業者だと、価値があるものでも依頼者へ価値がないと嘘をつき、作業終了後にそれらを高値で売ったりします。
知識がないからといって、なんでも業者の言う通りにするのはもったいないので、ある程度はどういったものが価値があるか知っておくと良いでしょう。
価値が高い可能性があるもの一覧
- 貴金属
- ブランドもの
- 古書
- 仏壇
- ゴルフや釣り具
これらは高額でリサイクルできる可能性が高いので、遺品整理業者やリサイクル店の業者者へ相談すると良いです。
まとめ
遺品整理の流れ」のまとめ
- 遺品整理業者へ依頼する前に、作業日程や遺品の量などを把握しておく。
- インターネットや口コミなどで、良い遺品整理業者へ相見積もりや相談をする。
- 作業終了後に、見積もり項目と金額を確認する。違っていれば再見積もりしてもらう。
遺品整理の流れや、実際の作業内容についてお分りいただけましたでしょうか。
遺品整理は人生で何度も依頼することはないので「金額が安いからこの業者へ依頼しよう」という考えはやめましょう。
安い金額にはそれなりの理由があります。
金額が少しくらい高くても、電話の対応や現場に見に来てもらった際に、依頼者へや故人に対して思いやりや、しっかりとした返答をくれるような、あなたが納得できる業者を選ぶようにしましょう。