亡くなった大切な故人の部屋に残された大きなタンス。
家族や親戚たちと衣類や生活用品の仕分けや処分は手分けしてできたが、どうしても大きなタンスだけは自分たちで処分するのが難しく、困ってはいませんか?
早く処分して、遺品整理を終わらせたいけども
「タンスの処分方法がわからない。」
「なるべく費用はかけたくない。」
「高齢なので重たいタンスを運べない。」
「リサイクルするとお金になるらしいけど方法がわからない。」
という点でお悩みではございませんでしょうか。
タンスの処分は工夫をすると費用をかなり抑えることもできますし、運ぶ手間もなくなります。
それでは困っているタンスの処分方法や料金についてご紹介していきます。
目次
タンスの処分方法4つと費用相場について
処分に困るタンスですが、さまざまな処分方法がございます。
人によっては手間をかけてでも安く処分したい方や、費用はかかってもいいのでなるべく手間をかけたくない人もいます。
そんな面倒なタンスの処分方法4つと、それぞれの費用相場についてご紹介いたします。
粗大ゴミとして処分する
1辺の長さが30cm以上になるものは粗大ゴミとして扱われるので、タンスそのままで処分すする場合は粗大ゴミになります。
処分の方法は自治体によって異なりますので、インターネットや電話で問い合わせをして確認しましょう。
粗大ゴミには専用のシールを購入して貼る必要があります。
例えば大阪の場合だと、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、郵便局等で粗大ごみ処理手数料券を購入し、タンスに貼りゴミ捨て場に置いておきます。
粗大ゴミとして捨てた場合の費用は?
有料で処分するのには、粗大ゴミとして処理するのが一番安く済みます。
処分費用はタンスの大きさによって異なりますが、500〜1500円くらいが相場です。
また、地域によっては無料で回収してくれるところもございますので、一度自治体に確認するようにしましょう。
解体して燃えるゴミとして処分する
タンスをドライバやーノコギリなどで解体し、1辺を30cm以内にまで小さくすれば、燃えるゴミとして処分することも可能です。
その際に金具や取っ手など、燃えるゴミとして出せない部品はあらかじめ外しておきましょう。
燃えるゴミとして捨てた場合の費用は?
タンスを小さくし、燃えるゴミとして出すことができれば、基本的には費用がかからず無料で回収してもらえます。
ただ、ドライバーやノコギリといった工具がない場合は、それらを購入する費用と手間が発生いたします。
また、量が多すぎると回収されず、クリーンセンターに持ち込む必要もございます。
不用品回収業者にお願いする
不要品回収の専門業者や便利屋などに、費用を支払って回収してもらうこともできます。
探し方はインターネットやポストの折込チラシなどに入っていますので、そこへ電話やメールなどで問い合わせをして回収してもらいます。
依頼主やご家族の人数が少なかったり、高齢の方だと大きなタンスを運ぶのは大変です。
業者へ依頼すると、部屋の中にあるタンスを運んでくれるので、わざわざ粗大ゴミのシールを買いに行ったり、重たいタンスをゴミ捨て場まで運ぶ必要がなくなるので非常に便利です。
回収業者にお願いして捨てた場合の費用は?
回収業者へタンスの回収依頼をした場合の相場ですが5000〜10,000円前後です。
また、タンス以外にも粗大ゴミがある場合は割引してくれる可能性もあるので、事前に伝えておくと良いです。
サイズや部屋の間取りによって金額が変わりますし、マンションの場合はエレベーターがついていなかったり、共用廊下が狭く運びづらい場合は金額が高くなります。
電話で問い合わせした際に、伝えられた金額よりも高くなることもございますので、注意が必要です。
市のゴミ処理場などに持ち込む
タンスを市のゴミ処理場などに持ち込むと、回収してもらう場合よりも格安で処理することができます。
自治体によって処理する場所が異なりますので、インターネットや電話で事前に持ち込みの申し込みが必要です。
大阪市にお住いの場合、申し込み受付日時は平日のみで、9時~17時だけです。
さらに持ち込み可能日はさらに指定されており、火曜日~金曜日の9時~15時(11時~13時を除く)だけとなっています。
普段仕事をしていたり、車がない場合は持ち込むのは難しくなります。
ゴミ処理場に持ち込んで捨てた場合の費用は?
タンスをゴミ処理場に持ち込む場合の費用は、自治体によって異なり、地域によっては無料のところもございます。
大阪市の場合だと、10キログラムごとに90円の処分費用が発生いたします。
しかし、タンスを運べるサイズの車がない場合は、レンタカー代やガソリン代、それらの手間がかかるのであまりおすすめではないです。
タンスを無料、もしくは安く処分してもらう方法3つ
タンスを処分するのに、どうせなら安くしたいですし、可能であれば無料で処分したいですよね。
リサイクル業者やコミュニティサイトを利用すると、タンスによっては金額がつくこともございます。
それではタンスを無料もしくは安く処分してもらう方法についてご紹介していきます。
リサイクル業者に買取を行なってもらう
タンスが壊れていなかったり、汚れのないタンスの場合リサイクル業者に回収してもらえることもあります。
しかし、骨董品やアンティークなタンス以外は基本的に値がつかなかったり、回収すらしてもらえないこともございますので、あまり期待はできません。
また、タンスの見積もりや査定のために家まで来てもらえるのか、こちらが運び出す必要があるのかが重要です。
もし買取金額の低い場合や、回収してもらえないタンスの場合、重たいタンスを運んだり、レンタカーを借りたりなどするとデメリットしかないので気をつけましょう。
知り合いや、コミュニティサイトを通して引き取ってもらう
綺麗なタンスや価値のあるもの場合、職場の人や友人などにタンスが欲しい人がいないか聞いてみたり、SNSを使って発信してみたり、コミュニティサイトを通じて引き取ってもらえる人がいないか掲載してみると良いです。
うまくいけば自宅まで回収してもらえたり、買取金ももらえる可能性があります。
持ち家の場合はある程度タンスを保管しておくことは可能ですが、賃貸の場合はすぐにでもタンスを処理する必要があります。
しかしコミュニティサイトの場合、引き取りたいという人が現れない限り、いつまでたっても処分することができません。
「タンスを無料で引き取ってくれる人」と募集していても、引き取ってもらえない場合もありますので、ある程度時間がかかるものと思っておいてください。
引っ越し業者に引き取ってもらえないか確認してみる
タンスの状態が綺麗な場合、引っ越し業者へ依頼すると無料で回収してくれることもあります!
ただ、タンスの状態やお住まいによっては回収を断られることもございますので、まずは一度電話で問い合わせをしてみましょう。
回収可能であれば、リサイクルショップなどへ運ぶ手間もございませんし、処分費用もかかりませんのでお得です。
まとめ
- 手軽に処分するなら粗大ゴミとして処分する。
- 不要品回収業者は費用が一番かかる。
- リサイクル業者やコミュニティサイトに掲載するとお金になることも。
困ったタンスの処分方法や金額について、いくつかご紹介いたしましたが、あなたにあった方法は見つかりましたか?
いつまでも部屋に残されたタンスを早く処分したいですよね。
どうせ処分するなら手間や費用の少ない専門業者へ依頼して、いつまでも終わらない遺品整理を早く終わらせましょう!