現在、日本は深刻な高齢化問題に悩まされています。
高齢化が進んでいることもあり、遺品整理を行う人が増えてきています。
遺品整理のコツ、基本的な方法を知っておくことで、親族が亡くなった際などに、スムーズに遺品整理を行うことができます。
また、遺品整理のコツを知っているのと、知っていないのでは、遺品整理にかかる時間や費用などが大きく変わってきます。
本記事では、遺品整理の流れから、具体的な方法までご紹介します。
是非、参考にしてください。
目次
遺品整理を行う際の全体の流れについて
まず、遺品整理を行う際の全体の流れを知るようにしましょう。
流れを把握していないと、何から始めればいいか分からないという状態になってしまいます。
遺品整理を行う際の流れを把握することで、スムーズに遺品整理ができるようになります。
遺品整理の流れ
- 形見分けをする。
- 貴重品を探しておく。
- 遺品をいるものといらない物で整理する
- 必要ない家財はリサイクルショップや、専門業者へ
- ゴミや、処分品は分別して捨てましょう。
基本的に、遺品整理はこのような流れで行います。
流れに沿って、遺品整理を行うことで、親族だけでも遺品整理を行うことができます。
形見分けをする
故人の思い出が詰まっているものを親族などで、分けることを形見分けと言います。
形見分けをすることで、故人を思い出すきっかけを周りに与えることになります。
形見分けは、包装せず渡すことがマナーとされています。
そのため、白いシンプルな紙などを用意して、「遺品」という文字を添えて渡すようにしましょう。
形見分けをする際の注意点は、無理に渡さないということです。
無理に渡してしまうと、渡された相手に不快感を与えてしまう可能性があることを覚えておきましょう。
貴重品を探しておく
形見分けができたら、次に貴重品を探しておきましょう。
貴重品は、フリマアプリやネットオークションなどで、高く販売することができる可能性があります。
また、貴重品を先に探しておくことで、スムーズに遺品を分けることができます。
貴重品を探す際には、下の見つけたい貴重品リストを参考にしてください。
見つけたい貴重品リスト
- 通帳(貯金があるもの)
- 印鑑
- 不動産関連の書類(土地の権利書など)
- 生命保険関係の書類
- 年金関連の書類(年金手帳など)
- 有価証券関連の書類、金融資産の書類
- 貴金属(指輪、宝石、金塊など)
- 借入金の関連書類
- クレジットカード、携帯電話、インターネット、公共料金関係の書類
上記で紹介した貴重品は、ゴミとして出してしまうと個人情報の流出に繋がってしまうものです。
また、フリマアプリやネットオークションで高く売れる可能性があるものです。
遺品整理の際に、貴重品を先に探しておくのがとても重要なことですので、覚えておきましょう。
遺品を「いるもの」と「いらない物」で整理する
貴重品を探すことができたら、遺品をいるものといらないもので整理しましょう。
遺品整理は、とても時間がかかり精神的に辛い面がありますが、いるものといらないものをしっかりと分けるようにしましょう。
分けることができれば、気持ちが楽になります。
遺品整理をする際は、手が汚れてしまう、怪我をしてしまう可能性があるので、軍手をはめて行うのがオススメです。
また、いるものといらないものを分けるダンボールなどを用意しておくと、なおスムーズに作業を行うことができます。
遺族で遺品整理する際の注意点
遺族で遺品整理をする際は、まず近隣へ挨拶をするようにしましょう。
これは遺品整理をしている時に、騒音を出してしまい近隣とのトラブルを避けるためです。
また、遺族で遺品整理をする際は、遺品整理でトラブルにならないようにしましょう。
遺族の一人にとっては、必要だと感じる遺品でも、他の遺族にとってはいらないと感じるということがあります。
そのため、遺品をいるものといらないもので分けた後は、遺族同士で分けたものを確認し合うのが理想です。
不要な家財はリサイクルショップや専門業者へ
遺品を分けることができたら、必要ない家財はリサイクルショップや、専門業者に買い取ってもらいましょう。
家財によって高く買い取ってもらえる業者は異なります。
そのため、できるだけ家財を高く売りたい人は、どこで売るのが適切なのか調べるようにしましょう。
リサイクルショップ・買取業者で高く売れるもの一覧
高く売れるものリストは以下になります。
高く売れるもの一覧
- 骨董品
- 宝石
- 美術品
- 着物
- 貴金属
- 蔵書
- 仏壇
- レコード・オーディオ機器
- 食器
- 家電
これらの家財は、高く売ることができます。
ただ、レコード・オーディオ機器・家電に関しては、状態が悪いと買い取ってもらえない可能性があります。
買い取ってもらえない場合は、遺族で処分する必要があります。
ゴミや処分品は分別して捨てましょう
遺品整理をした際に出たゴミや、処分する品は、きちんと分別して捨てるようにしましょう。
処分品によっては、普通ゴミとして出すことができるものあれば、粗大ゴミとして出さないといけないものもあります。
また、市町村によってゴミの分別方法は異なります。
そのため、ゴミや処分品は分別方法をきちんと調べてから、捨てるようにしましょう。
作業前にエンディングノートがあるか確認
遺品整理の作業を始める前に、故人の残したエンディングノートがないか確認しておきましょう。
エンディングノートには、遺言や、遺産相続について書かれていることがあります。
そのため、遺品整理の前にエンディグノートがあるか確認しておきましょう。
確認しておくことで、遺品を誤って売ってしまうなどのトラブルを避けることができます。
遺品整理が大変だ!と感じた場合は無理せず専門業者へ
遺品整理は、遺族だけで行うと重労働です。
また、故人の思い出の品を整理するのは、精神的に堪える作業です。
「遺品整理の作業が大変だ!」と感じた場合は、遺品整理業者に相談してみましょう。
遺品整理業者への相談は、基本的に無料です。
そのため、大変だと思ったら、まず、遺品整理のプロに相談してみるのがおすすめです。
業者によっては、24時間365日対応している業者もあります。
料金が気になる場合は相見積もりを取りましょう!
遺品整理にかかる金額をできるだけ抑えたい。
また、料金が気になるという人は、相見積もりを取りましょう。
遺品整理業者の多くは、見積もりを無料で行ってくれます。
そのため、相見積もりを取ってもらい、料金を比較すると良いでしょう。
ただし、相見積もりを取ってもらうと、複数の業者に見積もりを取ってもらうので、時間がかかってしまうというデメリットもあります。
悪い業者か心配であれば資格の有無や口コミ・評判を確認
「悪徳な遺品整理業者にだけは、依頼したくない。」このように思うのが一般的でしょう。
悪い業者か心配な場合は、口コミ・評判を確認するようにしましょう。
口コミ・評判を確認することで、実際に依頼した方の生の声を確認することができます。
そのため、料金やスタッフの様子について調べることができます。
また、悪い業者か心配な場合は、下記の3つの資格の有無を確認しましょう。
- 遺品整理の知識を習得している人が得られる資格「遺品整理士」
- ゴミの収集・運搬の許可書「一般廃棄物収集運搬許可書」
- 買取などに必要な資格「古物商許可書」
この3つの資格を持っているか確認すると、悪い業者か確認することができます。
無許可で営業している業者も存在しますので、注意するようにしましょう。
まとめ
遺品整理のコツまとめ
- 遺品整理をする際は、全体の流れを把握しよう。
- 必要ない家財は、リサイクルショップ・買取業者に買い取ってもらおう。
- 遺品整理が大変だ!と感じたら、まずは遺品整理業者に相談しよう。
遺品整理を遺族だけでする場合は、全体の流れを把握することが大切です。
流れを把握することで、スムーズに遺品整理をすることができます。
遺品整理の際に、売れるものを見つけた場合は、リサイクルショップ・買取業者に買い取ってもらいましょう。
遺品整理は、肉体的にも精神的にも疲れる作業です。
そのため、「遺品整理が大変だ!」と感じた場合は、まずは相談しましょう。
遺品整理業者への相談は無料でできます。